書いたり書かなかったりの「キーボードマガジン」の感想ですが、忙しかったり他に話題ありすぎの時はついついタイミングを逃しがち
んが、今月の大chanの連載コラムは届いてすぐ読みました。
今月の連載コラム”シンセサイザーな毎日”のテーマは「YAMAHA Motif XSについて」。
自分はAXSのツアーもYAMAHAのイベントも参加できてないので、Motif XSはまだお目にかかったことがないのです(><)
これは"エックス・エス”と呼ぶのではなく"エクセス”と呼ぶんですね。
大chanの使用感が書かれてあるのですが、音を作れば作るほど作りがいのあるシンセだということ。メモリー容量が膨大で音作りのもとになる波形がたくさん入っていたり、長い時間のサンプリングが用意されてるとか。また、コントローラー系が充実してて、ツマミがたくさんあるので簡単操作が可能だとか。
YAMAHAイベントのことにも触れられていて、クラブイベントで一緒にやってるNew Projectユニットでステージに立つ面白さを紹介してくれてます。
この3人はちょうどMIDIが世の中に出始めた頃にシンセを触り始めた同世代で、マシンをいじるのが好きって共通点があるとのこと。
クラブでエフェクトするのは誰でもできるような時代になってきたが、リアルタイムに音楽を作り出すことはなかなか難しい。それをやってのけちゃうのがこのユニット.....ってとこがほんとスゴイ!と思う。
3人の役割分担は、DAIKOさんがドラム/パーカッション系、守尾さんがコード系、大chanがそれ以外。お互いフリーな状態で、そのスリリングな感じとその場で作られた音のカッコ良さをリスナーに伝えたいと思って演奏してるそうです。最初の頃はパターン・シーケンサーも一緒に動かしていたらしいんですが、最近ではそれもない方が縛られなくていいと使ってないって。3人の息があってこそ、ほんとあのカッコいい音が生まれてくるんですね〜。
ただ難点は、何回演奏しても同じものが1つとしてないこと!だからオリジナル曲として完成しないってこと。結成した頃の抱負としては、何かオリジナルが出せたらいいな〜ってことだったけど、これじゃあ無理かもしれませんね(笑)。クラブイベCDみたいなものでいいので、ぜひ出して欲しいんですけど。
このMotif XSをメインシンセとして使ってるSPIN OFFツアーでは、「1980年代の音を現代の機器で再現する」というのがDA的テーマ。古いシンセを引っぱりだして来て準備作業に使ったそうですよ。またここでその時のエピソードを報告してくれると書かれてあるので、楽しみにしています。