最近の「愛・地球博」会場、凄まじものがあります
夏休みが終われば少しは空くかしらん.....などと思っていたノンキな予想をはるかに超え、平日でも17万人、16万人の入場者があります。交通アクセスもJRなんか通勤電車並にギューギューだし、リニモやシャトルバス乗るための待ち時間も長いし、会場間を行き来してるゴンドラやシャトルバスでさえ長時間待たなくちゃいけない状況となってます。
もちろんパビリオンは長蛇の列。
9/1に長久手会場を歩いてみましたが、こんなの見たことないってくらい人、人、人!!!
開場以来3番目に多い入場者数を記録してたそうです。もうゲッソリ(><)
そんな中、長久手会場よりは空いてるだろうと思われる瀬戸会場でまだ入ってなかったパビリオンと、会場候補地になりながら市民の努力で残された海上の森を歩いて来ました。
最近は宣伝効果とクチコミで評判がとってもいい瀬戸日本館にやっと入館することできました。いつも整理券もらおうかな〜と思っても、自分の仕事のスケージュールとあわなくてずっと断念してたんですよね〜。ここは必ず整理券が必要です。市民パビリオンを出たところに配布場所があるので、そちらでGETしてください。お昼すぎになくなっちゃうこともあるので、どうぞお早めに!
まず入場するとそこは1Fのシアター。四方の壁が障子になってて、そこに映像が映り出されます。この映像がとっても綺麗!!!
日本独自の文化の象徴というか、駒や和傘、帯、陶芸の壷、扇子などの映像が色鮮やかで、音楽も祭り囃子だったり、太鼓や琴の音色など「和」をイメージしたものとなっています。
ここで7分程度の映像を立ったまま観て、それから順にエスカレーターで2Fのシアターへ案内されます。
すり鉢上に作られたシアターの底の部分に丸いステージが2階建てで作られてます。客席の階段も俳優さん達が走り回るのですごい迫力!
ここでは『一粒の種』という群読叙事詩劇が行われています。パンフレットは
サイバー日本館からダウンロードできます。興味のある方はご覧になってください。
日本のことわざだったり、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩だったり.....を俳優さん達が演じながら読み上げる感じなんですが、最初はその迫力にビックリ。でも次第にその演技や日本語の響きに感動(^^)/ 評判どおり、すご〜〜〜くよかったです
15分間内に凝縮された世界観を楽しみ、4Fアートギャラリーへ。
ここには2人の美術家の作品が展示されてありました。その中で特に気になったのはミツバチがつくる「蜜蝋」でできている作品。自然が作り出す芸術を感じますね。他には所狭しと並べられた色とりどりのかざぐるま。風の吹いて来る方向を向いて回ってて、これも自然が織りなす美術?!綺麗でした。
これは屋上になるのかな、瀬戸ものと思われる動物がいっぱい並べられてる作品とかざぐるまの作品です。
↓
里の自然学校。インタープリターさんと海上の森を歩きます。
工作したりなど他のメニューもあるんですが、この散策のコースが一番人気のよう。この「歩く」コースは1回が定員15名で1日数回。お昼頃に申込にみえてた方はすでに予約いっぱいでお断りされてました。スタッフさんのお話によると、開場してすぐ申込にみえる方が多いそうなので、朝早いうちにまず予約されることをオススメします!
最初にインタープリターさんからオリエンテーションがあって、森の中での注意事項などを聞きます。今はハチが多くなってる時期なので、ハチが来たら慌てず騒がずジッとしていましょう.....などという対処法も教えていただけます。
点呼をとっていざ出発。歩くだけなら30分程度の道のりを、途中いろいろな説明を聞いたり、実際木に触ってみたり、自然の音を聞いたり、匂いを嗅いだりして、五感をフルに使って森を楽しんでの75分の行程。
インタープリターさんの説明がすっごく上手で楽しくて、これだけでも十分参加した意義あり。
むささびの好物はツルツルピカピカの葉っぱ。葉を真ん中の芯で折って二つ折にしてパクッとひとくち。それで捨てていってしまうので、そんな形の葉っぱを見つけたら、むささびの食い残しだと思っていいみたいですよ(笑)
りすは松の実などを食べていて、上手に表面の皮をはぎ真ん中だけ食べて芯が残ってます。これを”えびふらい”って言うんですって。
今まで知らなかったそんなことに注意しながら森を歩いたのは初めて。森の中は5℃ほど気温も低かったです。
昔、山の中から木を運び出すのに考えられた人間のチエ。固いツルツルの木を線路のようにして並べ、その上を木を滑らして下へ降ろすという方法。これを木馬道(きんまみち)というんだそうですが、途中にそれが作ってあるところがあって、実際に木を動かして体験なんかもしました。
木だけでできた高い塔に登り、周りの景色を楽しみました。森の中はすごく気持ちがよくて空気まで違って感じられます。